乳幼児の栄養指導について

乳幼児の発達に応じた栄養指導とは?

授乳期・離乳期は、子供の健康、健やかな発育・発達にとってとても重要な時期です。しかし、初めて子供をもった方であれば、親子双方にとって、慣れない授乳、慣れない離乳食を体験することになります。

どのようなものを食べさせればいいのか、いつまで離乳食を続けるのがよいのか、授乳と離乳食のバランスはどうしたらいいのかなどなど、初めてのことが多く、本やお知り合いのママ友さん方に聞いたりして試行錯誤をしながら進められると思います。

心配とまではいかないまでも本当にこの食事方法でいいのか、栄養は足りているのか不安や疑問を持たれることはあるかもしれません。当院では、そのような乳幼児の授乳期や離乳期の食事・栄養に関する質問を管理栄養士が相談を受ける時間を設けております。

乳幼児の栄養指導の内容は?

実際に栄養指導はどのようなものなのかですが、一例になりますが、例えば、

離乳食をはじめたばかりの乳児は消化器官が未発達のため味付けをすると体に負担がかかってしまいます。食材自体の味やだしの風味で十分に味を感じることが出来るため、基本的な味付けは必要ありません。食材そのものの味を活かした食事を心がけましょう。

といったことが挙げられます。
それ以外にも食事や栄養に関する相談に管理栄養士が答えていきますので、お気軽にご相談ください。

必要な場合には、小児科専門医にも相談できます。知らないことは決して恥ずかしいことではありません。お子様の健康の維持と増進のためにもしっかりとした栄養に関する知識をつけていきましょう。

乳幼児の栄養指導の予約方法

相談時間をしっかりと確保させていただくために栄養指導に関しては、時間指定で事前に予約を取っていただく形とさせていただきます。
栄養指導を行っている時間帯が決まっているためご不便をおかけいたしますが、ご活用いただければと思います。

乳幼児の栄養指導をご希望の方は受付にお声がけいただきまして、ご予約をお取りください。

※予約の状況によりお待たせすることがあります。ご了承ください。

栄養指導の予約時間

  • 第1火曜日 14:30~15:30
    ※お一人20分の枠を3枠ご用意しております。

詳しい日程・時間については受付スタッフにおたずね下さい。
個別の栄養指導と診察の両方を受けていただくことも可能です。

乳幼児の栄養指導と食育

食事方法や食事内容に関しては、お子様の成長に応じて個々に違ってくるでしょう。周りのお子様と比べてしまうこともあるかもしれませんが、心配しすぎることもありませんし、焦る必要はございません。

「食育」という言葉が広まっているように、お子様それぞれの成長や性格を考え、乳児期は食事の楽しさを覚える時期になります。
お子様だけでなく、ママやパパも笑顔で食事ができるとよりよいでしょう。興味が出てきたという証拠になるのは、赤ちゃんが食材を見たり触ったりする行動をし始めた時です。そこからその食材の名前を言いながら食べさせ、実際に食べて味覚を覚え、自分から食べようとする行為に繋がっていきます。食事を通して学びながら成長していくので温かく見守ってあげましょう。

※食育とは・・・食育は“様々な経験を通じて『食』に関する知識とバランスの良い『食』を選択する力を得て、健全な食生活を実現することができる力を育てること」を目的としています。2005年に食育基本法が制定され、食育という言葉が広がるようになりました。

●農林水産省ホームページ「食育基本法」

食育って難しい?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。食事のマナーや食生活の習慣を身につけたり、健康的な食事について考えるのが食育です。他にも、農業・水産業と食の関わりについて知ること、古くからの食文化について知ることなどがあげられます。普段の生活から学んでいけるのが食育なんですね。

赤ちゃんのうちから大切にしたい食育

近年では、好きな物しか食べない子供が増えてきています。そのような点を考えてか、国は赤ちゃんの頃から食育を始めていくよう推奨しています。離乳食で様々な食材を食べることで得る食体験が土台となっていくからです。
できるだけ家族で食事をし、「食事は楽しい!」という経験を繰り返し体験することで、食への興味を深め、これが食育の第一歩となります。大人の食事と同じ食材を使って離乳食をつくることで更に共食の意識を付けることができます。

絵本で食育を行っていくことも方法の一つです。
食べる楽しみを伝える内容の絵本、好き嫌い無く様々な食材を食べることの良さを伝える内容の絵本など、さまざまなテーマ・内容の絵本がありますので、必要に応じて使用するのもよいでしょう。

「食べる力」=「生きる力」を育みましょう!

食育によって身に付けたい「食べる力」

  • 心と身体の健康を維持できること
  • 食事の重要性や楽しさを理解すること
  • 食べ物を自分で選択し、食事づくりができること
  • 家族や仲間と一緒に食べる楽しみを味わうこと(社会性を育む)
  • 食べ物の生産過程を知り、感謝する気持ちを持つこと
  • 日本の食文化を理解し伝えることができること

などが含まれます。
子供の頃から家庭や学校、地域など様々な場所で学び、習得していくものです。そして、大人になってからも実践し、育み続けていき、さらにそうした食の知識や食の経験、日本の食文化などを“次世代に伝える“ようになっていただきたいですね。